たまに体重計にのると
「こんなに増えているはずがない。」
と思う方は多いでしょう。
その日から体重計とのにらめっこの日々。
今日は体重の変化の仕組みをお伝えします。
私たちの体重は摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスによって変化します。
①摂取エネルギーと消費エネルギーが同じとなれば体重は変わりません。
②摂取エネルギーが多く、消費エネルギーが少ない場合は体重が増えます。
③摂取エネルギーが少なく、消費エネルギーが多い場合は体重が減ります。
②の摂取エネルギーが多く、体重が増えた方は過剰な摂取エネルギーが体の中に脂肪として蓄えられるため、体重が増えます。
体重変化の仕組みを理解していただけたでしょうか。
ここからはエネルギーの話です。
- 体重1kg増やすために必要なエネルギーとは
体脂肪1gを増やすのに必要なエネルギーとは約7kcalといわれています。
(脂質は9kcalですが、脂肪細胞には20%の水を含むため7kcal)
1kg(1000g)=7000kcalとなります。
ようするに体重が1ヶ月に1kg増える裏には、1ヶ月に消費エネルギー+7000kcalのエネルギーを摂取しているということです。
これはとても大きい数字です。
ちなみに1日換算にすると1日に消費するエネルギーよりも摂取エネルギーが+250kcalになります。
「いや私はそんなに食べていない!」
と思う方は今までの生活を思い返してください。
あのとき食べたチョコ
あの飲み会のお酒と揚げ物
差し入れのケーキ
思い当る節はあるのでは。
これらをやめた方が良いと言っているわけではありません。
この知識があるだけでご自身の体重の変化に気付いた時に、気を付けることができるということです。すなわち体をコントロールできるということ。
最近は過度にやせたいと思う方が増えています。
まずはご自身の適切な体重をしっかり理解しましょう。
その上で適切な体重コントロールを行いましょう!