CO-CO

体内で起こる止血の流れ



 

転んだ後に膝から血が出て、数時間後カサブタになる。

何日か経って気づいたら、カサブタがはがれていた。

 

 

このような経験は誰でもしたことがあるでしょう。

 

 

この止血と呼ばれる身体の機能は、単純に血液が固まるだけではなく、さまざまな作用が働き、血液を固めています。

 

 

管理栄養士の国家試験でも出題されますので、合わせてお伝えしていきたいと思います。

 

 

ということで今回は、管理栄養士国家試験 第2章「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」から止血の流れについてお伝えします。

 

 

 

 

止血の流れ

 

 

1.転んだり、カッターなどで指を切ったりして、血管に傷がつき、出血します。

 

2.傷ついた血管は収縮を行い、血流を低下することで、血液凝固を始めます。

 

3.血液中に含まれる血小板が集まり、血栓を作り、傷口を塞ぎます。

 

4.この血栓だけでは弱いので、血液中に含まれるプロトロンビンフィブリノーゲンなどの血液凝固因子が働きます。

出血により活性化された血液凝固因子Ⅹは、プロトロンビンに作用してトロンビンを生成します。

 

5.トロンビンはフィブリノーゲンに作用し、不溶性フィブリンを生成します。

 

6.このフィブリンが集まり血栓を覆うことで、強固な血栓になり、止血が完了します。

 

7.その後血管が修復すると、血漿中のプラスミンによって血栓は溶解され消失します。

 

 

この流れについてわかりやすい図があったので、下をご覧ください。

 

 

抗凝固薬の作用機序と心房細動:血栓の予防

 

 

 

血液凝固剤と食品の関係

 

血液凝固に係る血液凝固因子にはビタミンKを必要とするものが多く存在します。

その1つとして、さきほど血液中に流れている血液凝固因子にプロトロンビンという物質があるとお伝えしました。

このプロトロンビンは前駆体からビタミンKによって生成されます。

 

心臓の弁膜などの手術を行った方に多いのですが、術後は血栓ができやすいためワルファリンなどの抗血液凝固剤を服用しなければなりません。

 

ワルファリンはビタミンKを必要とする血液凝固因子に作用することで、血液凝固を阻害します。

こちらも図があったので、ご覧ください。

 

 

抗凝固薬の作用機序と心房細動:血栓の予防

 

 

ワルファリンを服用中にビタミンKを多く含む食品を摂取してしまうと、抗血液凝固剤の作用が聞きづらくなり、血栓ができやすくなってしまいます。

 

なので、ビタミンKを多く含む納豆は摂取を制限する必要があります。

 

 

 

いかがでしょうか。

 

 

みなさんも出血した場合の応急処置で、圧迫挙上を行ったことがあると思います。

これも血液の流れを低下させることで、血栓をできやすくしていたのですね。

私も勉強をしていて、なるほどな~と思うことが最近増えました。

 

ただ知識をつけていくだけでなく、この知識をいろいろな現場で活かしていかなければ、何の価値もありません。

 

InputOutputまでを行うことで、本物の知識をつけていきましょう!!

 

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