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CKDについて


 

 

 

みなさんはCKDという言葉をご存知ですか?

 

CKDとは慢性腎臓病の略で、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症などのすべての慢性の腎疾患の総称です。

 

 

日本におけるCKDによって透析治療を行っている患者数は2013年12月で3141,80人に上ります。

 

CKDによる透析治療費は、1ヶ月あたり血液透析で約40万円、腹膜透析で30~70万円と高額であり、日本全体の透析による年間医療費総額は1.4兆円。国家予算全体の1.5%を占めます。

 

 

CKDは生活習慣が大きく関係する疾患の1つであり、管理栄養士による食事管理では、国の医療費減少国家予算に増加に大きな貢献ができます。

 

 

管理栄養士はこのような貢献をしていることを、一般の方にも知っていただきたいです。

 

 

ということで、今回は国家試験対策です!!

 

管理栄養士国家試験 第7章「臨床栄養学」からCKDについてお伝えします。

 

 

  • 特徴

 

CKD発症初期では尿検査でたんぱく尿と診断される以外に自覚症状がほとんどないため、患者側も危機感を抱きにくい

進行すると透析治療を行う必要が多いこと、心筋梗塞などの心・血管疾患のリスクが高いことから、重症化する可能性の高い疾患の1つです。

 

 

  • 症状

 

1.たんぱく尿

1日150mg以上の尿へのたんぱく質の排泄で病的と判断します。

 

2.血尿

尿に赤血球が混じった状態。目視で確認できない血尿を顕微鏡的血尿といいます。

 

3.高血圧

Na、水の排泄障害による循環血漿量の増加血圧調節ホルモンの異常が原因。

 

4.浮腫(むくみ)

Na、水の排泄障害による細胞外液の増加、低たんぱく血症による膠質浸透圧の低下が原因

 

5.乏尿

1日の尿量400ml以下(一般成人:1500ml/日)

 

6.pH異常

腎機能が正常の30%以下で起こる症状

 

7.尿毒症

腎不全の高度進行で発症

 

 

  • CKDの重症度分類

 

分類

 

CKD診療ガイド2015

 

 

CKDの重症度分類ではGFR値糸球体ろ過量)ml/分/1.73m2を用いて判定します。

GFR値の正常値は90以上です。

 

分類については上の表をご覧になってください。

 

G4.5までいくと、透析治療の対象になります。

 

  • 治療

 

1.血圧コントロール

たんぱく尿 1g/日 以上125/75mmHG以下にコントロール

たんぱく尿 1g/日 以下130/85mmHG以下にコントロール

 

 

2.ACEI、ARBの投与

ACEI:アンギオテンシン変換酵素阻害薬

ARB:アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬

 

血圧上昇作用過程の1つであるアンギオテンシンⅡに作用し、血圧上昇抑制

 

 

3.低塩・低たんぱく質食

 

たんぱく質

G1.2:0.8g/kg標準体重/日 60kgの男性の場合、48g/日

G3:0.6~0.8g/kg標準体重/日 60kgの男性の場合、36~48g/日

G4.5:0.3~0.6g/kg標準体重/日(エネルギー不足に注意) 60kgの男性の場合、18~36g/日

 

 

塩分

G1.2:6g/日未満

G3.4.5:3g/日未満

 

 

 

いかがでしょうか。

 

CKDについては管理栄養士国家試験で毎年のように出題されています。

重症化予防において管理栄養士の貢献度が高い分野の1つなので、しっかり押さえて、現場でも活かせるようにしていきましょう!!

 

 

 

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