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人口静態統計と人口動態統計



人口静態統計と人口動態統計

 

管理栄養士の国家試験では社会・環境と健康の分野で毎年出題される統計資料になります。
しかしちゃんと理解している人は少ないのではないでしょうか。

例題で確認してみましょう。

 

国勢調査は人口動態統計である。

 

正解は、

 

の前に解説をおこないますね。

 

人口静態統計と人口動態統計は「静態」と「動態」しか言葉の違いがないため、同じ系列の統計資料と勘違いされ、対照的に考える方が多いと思いますが、じっさいは内容が全く違います。

まず人口静態統計は総務省が集計・公表を行います。

しかし人口動態統計では、厚生労働省が集計・公表を行います。

 

異なる省が行う調査ということを初めて知った方が多いのではないでしょうか。


 

 

次に調査期間の違いについて

人口静態統計は5年ごとにある時点のみを調査期間とします。

人口動態統計は毎年実施され、1年間を通して調査期間とします。

このことが「静態」と「動態」という言葉の違いになったのでしょう。


調査内容について

人口静態統計では、人口職業家計の収入の種類住居の種類を集計します。この一時点を5年で比較する資料ということがわかります。

人口動態統計では、出生死亡死産婚姻離婚の集計をします。1年間を通してどのような推移があるのかを年ごとに比較できる資料になります。


調査結果の利用について

人口静態統計は人口構造・人口密度・人口地理的分析に利用されます。

人口動態統計は出生率・出生時体重・死亡率・PMI(50歳以上死亡割合)・乳児死亡率・新生児死亡率・死産率・周期性死亡率・婚姻率・離婚率に利用されます。割合を出すうえで人口静態統計が分母になることが多いことも特徴の一つです。

 


 

 

いかがでしょうか。

過去問を解いていると必ず目にする統計資料なので、学んでおいて損はないでしょう。

ちなみに1番最初に出した例題の答えは(✕)です。

人口静態統計が総務省が集計・公表を行う国勢調査になります。

 

統計資料の問題は社会・環境と健康の分野において配点が17点のうちの1点と考えてみるとしっかり押さえておきたいところです。

 

 

私も国家試験を来年受験します。このサイトを見てくださっている私と同じ受験生の力になれば幸いです。

 

 

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1 Comment

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