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栄養アセスメント~静的と動的の違い


 

今回は管理栄養士国家試験対策です。第7章「臨床栄養学」から栄養アセスメントについてお伝えします。

 

 

まずは問題を見てみましょう。

 

 

次の中から動的アセスメントはどれか選べ。

 

1.皮下脂肪厚

2.体重

3.血清アルブミン

4.レチノール結合たんぱく質

5.血清セルロプラスミン

 

 

 

いかがでしょうか。

 

答えの前に解説を行っていきます。

 

 

栄養アセスメントとは

 

個人あるいは集団の栄養状態を客観的に評価すること。

静的アセスメント動的アセスメントの2種類があります。

 


 

 

  • 静的アセスメント

 

目的

 

一時点での体と栄養状態の評価

 

 

内容

 

摂取した栄養素の過不足

疾病特有の栄養状態の異常

1番の特徴は短期間で変化しにくいこと

 

 

指標

 

身体計測(身長・体重・皮下脂肪厚など)

免疫能(末梢血総リンパ球数など)

半減期の長い臨床検査項目(血清アルブミン・血清セルロプラスミンなど)

 


 

動的アセスメント

 

目的

 

変化する栄養状態の評価

 

 

内容

 

栄養療法による栄養状態の改善

リアルタイムの治療効果の判定やモニタリング

経時的に測定を行うことが特徴

 

 

指標

 

血清トランスサイレチン

レチノール結合たんぱく質

トランスフェリン

窒素出納

たんぱく質代謝

エネルギー代謝動態

 


 

 

 

 

いかがでしょうか。

 

今回のまとめとして、わかりやすく言いますと、

静的アセスメントと動的アセスメントの大きな違いは、変化しにくい指標も用いているか、変化しやすい指標を用いているかの違いです。

 

 

血液検査項目では半減期の違いが静的と動的を判断する基準になりますが、それほどマニアックな指標は出てこないと思われますので、今回示した指標を覚えてしまいましょう。

 

 

最後に始めの問題の答えはです。

レチノール結合たんぱく質は半減期が0.5日と短い指標になります。

 

半減期も重要ですが、名前で憶えてしまいましょう!

 

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